平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、今日2016年3月2日水曜日は「社交不安障害 (SAD) 」の特集が組まれていました。

今回の記事は長々と自分語りをしている箇所があります。

 

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侮れない! 大人の人見知り

2016年3月2日の特集は「侮れない! 大人の人見知り」で、人見知りから「社交不安障害 (SAD) 」の話になっていました。

3月になると学校では卒業があり、会社では人事異動の通達があり、4月に入ると入学や入社、異動があります。春の季節は環境が新たになることが多いですね。新たな環境では新しい出会いが待っていますが、「人前で話すのが怖い」「人の輪に入りたくても声をかけられない」といった悩みを持った人は少なくないそうです。私もその一人。

NHKのネットアンケートによれば、自分は人見知りと答えた方は64%にも上ったそうです。専門家の方によれば、日常生活に支障が出て治療が必要な「社交不安障害 (SAD) 」にかかる人は、10%(1割)に上るとのこと。

今回のあさイチでは、この「大人の人見知り」を単に性格の問題と片付けず、「危険な人見知りの症状」や「見分けるためのチェック法」などが放送されました。

 

社交不安障害 (SAD)  

社交不安障害(しゃこうふあんしょうがい、英: Social Anxiety Disorder: SAD)あるいは社交恐怖(しゃこうきょうふ、英:Social phobia)は、愚かに見えないかとか、場に合っていないのではとか、他人に辱められることに強い不安を感じるために、社交状況を避けたり、耐えていることによって、相当な苦痛があるとか生活に重大な支障があるという精神障害である[1]。

社交不安障害 - Wikipedia

 

社交不安障害のWikipediaにはこのように描かれています。

 

強い不安を感じる、強い緊張を感じる、頭が真っ白になり何も答えられない、声が震える、声が出ない(選択緘黙)、手足の震え、めまい、動悸、口が渇く、赤面する、汗が出る、吐き気がする、胃のむかつき等の症状がある。

症状はこういったことが起こり得るそうです。他にもあるのでしょう。

『あさイチ』では、脳の中に危険を察知し不安や恐怖心を引き起こす「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる部分があって、社交不安障害の方はその扁桃体が人といるときに常に働いている、常に不安や恐怖を感じている、と言っていました。相手が笑顔でもどんな表情をしていても、扁桃体が反応してしまっている、と。

 

私の過去話

以前ブログで書いた気がしますけど、幼稚園の頃の送迎バスに乗って幼稚園に着いてバスを降りるとき、担当の先生にお早うの挨拶をするのですが、緊張から声が出ずにそのまま降りてしまったところ、先生から「どうして挨拶できないの!」と叱られ、全員が降りるまで先生の隣りに1人立たされて、全員が降りてから挨拶をさせられたことがあります。

この頃は、先生など大人や子供でも大勢の人の前で何か発言をする機会になると、声が出なかった記憶があります。発言したくないのではなく、声を出したくても出ないんですね。これらの経験もあって、幼稚園の頃は幼稚園に行くのが嫌で嫌で仕方がなかったです。

また、中学校の頃は、音楽の教師が歌が上手な生徒を集めて合唱のチームを結成して、翌年の新入生歓迎のために歌を歌おうということになったことがありました。私は幸運(?)にも選出されたのですが、本番中に極度の緊張から尋常ではないくらい大量の汗をかいて周囲を驚かせたことがありました。文字通り「滝汗」です。

今でも人前に出るのが苦手どころではなく嫌ですし、できれば外出したくありません。写真を撮ることは好きですし、最近は腰痛やヒザ痛などが強くなってきたので運動のため、メンタルの向上のためにも、外へは出ます。しかし、もし心身に問題が出ないならば、ほぼ外出しなくなるでしょう。心身に問題がないなら外へ出るんですけどね。矛盾。

今は外出するとき、近所の方に見つからないように、家の外に出るときも慎重に、存在を感じさせないように屋外に出ますし、帽子とマスクをしますし、家の中にいるときも極力物音を立てないように生活しています。

私は気分変調症と診断されていますけど、こういった社交不安障害の要素も多分に含まれているだろうなぁと見るたびに思います。当てはまりすぎるので。

 

「社交不安障害 (SAD) 」簡単チェック方法

『あさイチ』で紹介されていた「社交不安障害 (SAD) 」かどうかを簡単に自己診断できるチェック法を紹介。

 

  1. 人前で発言するなど、注目される状況が怖い。
  2. 他の人が既に座っている場所(宴会・会議室)へ行くのが怖い。
  3. (失敗や恥ずかしい思いをしたときに)他人から否定的に評価されることが怖い。
  4. 生活が妨げられたり、堪え忍んだり、酷い辛さを感じたりすることが6ヶ月以上続く。

4つ挙がっていますが、4つの質問全てに「はい」と答えた方は社交不安障害の疑いがあるそうです。4番目が特に重要なようです。6ヶ月ですから半年以上、1,2,3の状態が続いているかどうかですね。

私はものの見事に全て当てはまっています……。ブログでは意見を述べられますけど人前だとド緊張してろくに話せなくなりますし、バイトや仕事など新しい環境に飛び込むことはもちろん、飲み会に行ったり皆でカラオケやボウリングなどに行くことも苦手でたいてい断ってしまいますし、否定的な評価が怖くて当ブログでもコメントを許可していませんし、掲示板なども書き込もうとも思いませんし、前述したように普段から人目を避けて避けて避けて行動していますし……。書いていて嫌になりますね。

VTR出演されていた方はが「自分以外の人が全てすごい人に見える」「自分は何て情けない人間なんだ」と思うと仰っていましたが、ほんとこれ、と言いたいです。

 

社交不安障害の治療法と人見知りの克服法

スタジオ出演されていた清水医師は、ある女性の患者さんに「ビデオフィードバック」と呼ばれる方法を採用していました。「ビデオフィードバック」をします。

具体的には「ビデオで自分の姿を撮影してビデオを観る」ことをするようです。そうすることで、自分が思い込んでいるほど自分が変ではない、と気づくことが大切ということでした。

こういった治療は「認知行動療法」と呼ばれるものです。認知、つまり考え方と、行動を変えて、恐怖や不安を解消していこうという治療法です。うつなどの気分障害の治療法として一般に知られる治療法と思います。清水先生は認知行動療法によって、社交不安障害の患者さんの4人に3人に効果があると仰っていたでしょうか。高い確率ですね。

社交不安障害の方だけでなく「人見知りの克服法」としても有効な方法が紹介されていました。

社交不安障害の方も人見知りの方も、「自分が人からどう見られるか」を気にし過ぎていて、意識が自分に向いている傾向が強いのだそう。ですから人と相対したときに、「自分に向いている意識をを相手に向ける」訓練をするのが有効な対策の一つだということでした。

具体的には、対人場面で相手の顔、顔の中でも目や鼻などのパーツ、髪型など、細かく観察することに意識を向けることで、「自分が見られている」意識が弱まって、結果的には不安や恐怖を軽減することができる、とのことです。自分に向いてしまいがちな意識を、相手に向ける練習をして習慣づけると良いみたいです。相対するのは生身の人でなくても、人の写真でも良いそうです。

柳澤秀夫さんが「見られるという“受け身(受動)“ではなく、(能動的に)見る」と仰っていましたが、なるほどですね。

 

おわりに

私は今、お金がないので通院できていませんけど、もう一度病院に行った方が良いだろうなぁ、と今回の社交不安障害の特集を見て強く感じました。認知行動療法ですか。

以前『シブ5時』で特集されていた「マインドフルネス」も認知行動療法の一つとして採用されているとかいないとか聞いたことがありますので、そちらも試してみようと思っています。というかマインドフルネスは放送を見て以降、時間を作って10分ほど実践しています。

今回紹介されていた「ビデオフィードバック」は手間暇がかかるので大変ですけど、相手に意識を向けるトレーニングと、マインドフルネスはそれほど大変ではなさそうですから実践しようと思っています。

 

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